
チャールズ・デムース
1883–1935 · アメリカ合衆国 · プレシジョニズム
ストーリー
1928年、チャールズ・デムスは赤と灰色を背に前へ突き進む大きな金色の数字の5を描き、『黄金の5を見た』と名づけた。それは顔のない肖像画で、友人である詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズへの捧げものだ。街路を鳴らしながら走る消防車をうたったウィリアムズの詩をもとに組み立てられている。
デムスはアメリカのプレシジョニズムの指導者だった。穀物倉庫や工場、鉄鋼に美を見いだす、輪郭の鋭い明快な様式である。故郷ペンシルヴェニア州ランカスターの工場を、清潔な幾何学的な塊として描いたが、繊細な花や人物の水彩画も同じように見事だった。
彼は糖尿病を抱えて生きており、1920年代にインスリンが登場した後、それで治療を受けた最初のアメリカ人の一人だった。1935年、51歳で世を去った。
