
Christoffer Wilhelm Eckersberg · PD
鏡の前で髪をとかす裸婦
作品情報
ストーリー
19世紀前半、デンマークではまだ生身のモデルを描いた裸体画はまれだった。デンマーク絵画の父と呼ばれるエカスベアは、1841年、鏡の前で髪を整える一人の裸の女を描いた。彼女は背をこちらに向け、その姿が正面の鏡に映る。画家は生きたモデルを前に、肌の質感や光の落ち方を静かに観察している。誇張も物語もなく、ただ朝の身支度の一瞬がある。当時のコペンハーゲンでは、こうした写生に基づく裸体像そのものが新しい試みだった。


