
Luca Giordano · PD
羊飼いの礼拝(1688年)
作品情報
ストーリー
ルカ・ジョルダーノは筆が速いことで知られ、イタリア人は彼を「ルカ・ファ・プレスト」、つまり「ルカは仕事が速い」と呼びました。カンヴァスでも天井でも、あっという間に埋めてしまうからです。この「羊飼いの礼拝」は、1688年ごろにマドリードのスペイン王妃の寝室のために描いた「聖母の生涯」連作の一枚です。画面は視線を休ませません。一条の光が生まれたばかりの幼子とひざまずく聖母に落ち、左からは羊飼いたちが贈り物を手に押し寄せ、上空には小さな天使の群れが見守っています。数年後、彼は本人がスペイン宮廷に招かれ、そこで十年を過ごしました。この絵がマドリードを離れたのは、ジョゼフ・ボナパルトが対になる二枚をフランスの将軍に贈ったからで、こうしてルーヴルに入りました。



