
Gonzalo Pérez · PD
聖バルバラの祭壇画
作品情報
ストーリー
1410年ごろ、バレンシアの工房では、金地は装飾ではなく聖なるものを示す言葉だった。この祭壇画も金をふんだんに使っている。ゴンサル・ペリスは聖バルバラを金地の上に置き、地上の世界から切り離す。手には殉教を示す棕櫚の枝、かたわらには父ディオスコロスが彼女を閉じ込めようとした塔が立つ。その塔をよく見てほしい。伝説によれば、父の留守のあいだにバルバラは職人に頼み、壁に窓をもう一つ開けさせて三つにした。三位一体への信仰を告白するためである。帰宅した父はその意味を悟り、娘を告発し、みずから手にかけた。左右の板には、彼女の生涯と受難の八つの場面が並ぶ。上方にはキリストとマリア、聖ヨハネを配したゴルゴタの丘が開ける。全体の高さは三メートル近く、祭壇の上に立つために作られた。