
Leonardo da Vinci · PD
受胎告知
作品情報
ストーリー
縦およそ16センチ、横60センチのこの細長い板絵は、かつてフィレンツェの北西にある町ピストイアの大きな祭壇画の下部、プレデッラの中央を飾っていました。1475年ごろ、司教ドナート・デ・メディチが、大聖堂に接して建てられた礼拝堂のために、フィレンツェの彫刻家で画家のアンドレア・デル・ヴェロッキオに祭壇画を注文します。1485年になっても完成しておらず、制作の大部分は工房、とりわけロレンツォ・ディ・クレディが担いました。中央の大きなパネル、二人の聖人を伴う聖母子はいまも大聖堂にあり、プレデッラのもう一枚はアメリカのウースターにあります。ルーヴルは1861年、カンパーナ侯爵のコレクションとともにこの受胎告知を手に入れました。1880年代からは、何人もの鑑定家がレオナルド・ダ・ヴィンチの作と考えます。現在も研究者の意見は、ロレンツォ、レオナルド、二人の共作に分かれています。ルーヴルはロレンツォ説に傾き、大きな目や、天使と聖母の素朴な表情を根拠に挙げています。




