
Leonardo da Vinci · PD
受胎告知
作品情報
ストーリー
主画面の下に、三つの小さな場面を並べた細い帯が走っている。エヴァの創造、誘惑、そして楽園追放である。装飾のために置かれたのではない。上の「受胎告知」は、その堕罪への答えとして読まれた。最初のエヴァが破滅へ導いたのに対し、新しいエヴァであるマリアが救いをもたらす、というわけだ。ロレンツォ・ディ・クレディはこの板絵を1480年ごろフィレンツェで、アンドレア・デル・ヴェロッキオの工房で描いた。若き日のレオナルド・ダ・ヴィンチが働いた、まさにその工房である。レオナルドは彼より数歳年上だった。滑らかな筆致、澄んだ描線、天使と聖母の背後の整った庭は、そこに由来する。この板絵は1798年からウフィツィ美術館にある。見落としやすい下の帯に、目を落としてみる価値がある。




