
Edvard Munch, Ashes, 1894. Wikimedia Commons. · PD
灰
作品情報
ストーリー
1890年代の初め、ムンクは愛と不安と死をめぐる連作「生命のフリーズ」に取り組んでいた。この《灰》もその一枚である。暗い森の中、白い肌着を深紅の上にはだけた女が正面を向いて立ち、ほどけた髪に手をやっている。左では、しゃがみ込んだ男が顔を手で覆い、背を向けている。欲望が過ぎ去ったあとの一瞬、燃えていたものがすでに灰へと崩れた時である。彼女の赤い髪の一筋が地面を這って男のほうへ伸び、画面のいちばん下の縁に届いている。




