掃き出し窓辺にて 画家の妻

Laurits Andersen Ring · PD

掃き出し窓辺にて 画家の妻


作品情報

制作年
1897
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
191 × 144 cm

ストーリー

1896年にシグリズ・ケーラーと結婚したL・A・リングは、翌年、身ごもった妻をこの絵に描いた。二人が暮らしていたのはシェラン島の小さな港町ケアベックスミンネで、外の光はいかにもデンマークらしく淡い。妻は開け放したフランス窓のそばに立ち、片手をそっと腹に添えている。窓の外に見えるのは、節くれだって身をよじる古い木々だ。生まれてくる命のふくらみと、ねじれた幹とを、リングはひとつの画面に並べて置いた。彼はデンマーク象徴主義の中心にいた画家で、この絵は三年後のパリ万国博覧会で銅賞を受けている。窓枠が仕切る内と外の境目に、子が生まれる前の静かな一日がそのまま留められている。

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