
Édouard Manet · PD
スミレの花束を持つベルト・モリゾ
作品情報
ストーリー
黒い帽子に黒い服の若い女が、暗がりから鋭くこちらを見つめている。ベルト・モリゾ、彼女自身が優れた印象派の画家だった。マネは1872年から数年のあいだに、彼女を何度も描いている。黒はふつう影の色として使われるが、マネはここで黒そのものを主役の色に据え、そこにスミレの花束の紫を小さく効かせた。モリゾはのちにマネの弟ウジェーヌと結婚し、二人は義理の姉と弟の間柄になる。この絵をマネは手元に置き続け、生涯手放さなかった。




