
Adolph Tidemand / Hans Gude · PD
ハダンゲルフィヨルドの婚礼行列
作品情報
ストーリー
二人のノルウェー人画家が力を合わせて描いたこの絵は、いまもノルウェーで最も愛される一枚に数えられる。人物を得意とするアドルフ・ティーデマンが、民族衣装で着飾った婚礼の一行を、風景を得意とするハンス・グーデが、それを取り巻く氷河と切り立った山々を描いた。舟に乗った村人たちが、静かなフィヨルドの水面をゆっくりと進んでいく。制作されたのは1848年、ヨーロッパ各地で革命が起きた年だった。当時デンマークやスウェーデンとの結びつきのなかにあったノルウェーで、土地の暮らしや自然を描く絵は、自分たちの国らしさを確かめる意味を帯びていた。二人はドイツのデュッセルドルフで学び、この絵もその地の冬に描き上げられた。