
Harriet Backer · PD
タヌム教会の洗礼
作品情報
ストーリー
ハリエット・バケルは、画家として本当に身を立てた最初のノルウェー女性の一人で、何より室内の光に心を奪われていた。光はどこから入り、どこに落ち、面をどう変えるのか。ここはオスロ近郊のタヌム教会である。奥の扉は開け放たれ、明るい日ざしが暗い室内に流れ込む。敷居のところには入るのを待つ人々がいて、若い女性がこれから洗礼を受ける子どもを抱いている。バケルはこの場面をきわめて根気よく描き進め、光の反射のひとつひとつを見きわめた。彼女自身、これを自分の代表作と考えていた。1893年、この絵は大西洋を渡り、シカゴの万国博覧会に展示された。