
Edgar Degas, Count Lepic and His Daughters, 1871. Wikimedia Commons. · PD
ルピック伯爵と娘たち
作品情報
ストーリー
リュドヴィク・ルピックは子爵で、犬の愛好家であり銅版画家でもあったが、何よりエドガー・ドガの親しい友人だった。刷るたびに絵柄の変わる可動腐食の技法をドガに教えたのも彼である。1871年ごろ、ドガは彼と二人の娘エロー、ジャニーヌを、まるで通りすがりに写したように描いた。人物は画面の端で無造作に断ち切られている。それから百数十年後、この絵は突然名を知られることになる。2008年2月10日、覆面の男たちがチューリヒのビュールレ・コレクションから、セザンヌ、モネ、ファン・ゴッホの作品とともにこれを奪い去った。絵はのちにセルビアで見つかった。画布に何か所か裂け目はあったが、子どもたちの顔は無事だった。




