
Henry Holiday (1839 - 1927) (British) Born in London, England. Died in London, England. Details on Google Art Project · PD
ダンテとベアトリーチェ
作品情報
ストーリー
ヘンリー・ホリデイは、いかにもヴィクトリア朝の人らしく、この場面を寸分たがわず正しく描こうとしました。もとになっているのはダンテ自身の『新生』、ベアトリーチェへの愛の記録です。彼女は二人の連れとともにアルノ川沿いを歩き、ダンテをめぐる噂を耳にしていたため、彼に挨拶をせず、そのまま通り過ぎていきます。ダンテは打ちのめされたように傍らに立ち尽くします。ホリデイはこの出会いをフィレンツェのサンタ・トリニタ橋に置き、その奥にヴェッキオ橋を描きました。1881年、彼はわざわざフィレンツェへ赴き、13世紀の街並みを調べ上げ、足もとの敷石の文様は、シエナで見つけた見本から写し取りました。1884年、リヴァプールのウォーカー・アート・ギャラリーがこの絵を購入します。白と金をまとったベアトリーチェは、自分を見送る男を、ただの一度も見ようとしません。