
Caravaggio, David and Goliath, 1600. Wikimedia Commons. · PD
ダビデとゴリアト
作品情報
ストーリー
1600年ごろ、若きカラヴァッジョはローマで一躍評判になっていた。強烈な明暗の対比と、聖人を街の人間そのままの姿で描く生々しさが、人々を驚かせたのだ。当時彼はデル・モンテ枢機卿の庇護のもと、その邸宅に暮らしていた。この《ダビデとゴリアテ》では、少年ダビデが倒したばかりの巨人ゴリアテにまたがり、その首を髪づかみにして縄で縛りつけようと身をかがめている。切り落とされた頭部は闇の手前にぬっと突き出し、背景は黒く塗りつぶされて、光はわずかな面にだけ落ちている。長い間この絵がカラヴァッジョ本人の作かどうか疑われてきたが、修復によって古い汚れとニスの層が取り除かれ、彼の真作であることが確かめられた。




