
Władysław Podkowiński · PD
狂乱の恍惚
作品情報
ストーリー
1894年、ワルシャワのザヘンタ協会に一枚の大きな絵が掛けられると、連日おびただしい人だかりができた。黒い馬が棹立ちになり、その首に一人の裸の女がしがみついている。ヴワディスワフ・ポドコフィンスキが前年に描いたこの狂乱は、称賛と非難を同時に呼び、たちまち街じゅうの噂となった。ところが会期の終わり近く、画家自身が会場に現れ、ナイフでカンヴァスを切り裂いた。その理由は今も定かではない。ポドコフィンスキは翌1895年、結核のため29歳で世を去る。切られた傷は後に修復され、絵はいまクラクフの国立美術館にある。