
August Macke · PD
庭の門
作品情報
ストーリー
1914年4月、アウグスト・マッケは友人の画家パウル・クレー、ルイ・モワイエと二週間ほどチュニジアで過ごした。この小さな一枚はその日々のもので、十日ごろ、チュニス郊外サン・ジェルマンにある医師の別荘で描かれた。庭の門とその脇の塀を、薄い水彩を軽い鉛筆の下描きの上に何層も重ねて置き、色は平らな面としてのせられ、影はほとんどない。旅が彼に与えたのは南の光で、それを色だけでどう留めるかを試している様子が見てとれる。マッケは27歳だった。五か月後に戦争が始まり、九月にはフランスのシャンパーニュの前線で命を落とした。




