
Nachlassverwaltung Adolf Erbslöh · RESTRICTED
赤いスカートの少女
作品情報
ストーリー
1910年のミュンヘン。アドルフ・エルプスレーはこのころ、カンディンスキーらも属し、一年後にそこから青騎士が生まれることになる新ミュンヘン芸術家協会の一員だった。色彩をめぐる実験のこうした空気のなかで、この赤いスカートの娘は見られるべきだろう。彼女は髪をかき上げ、衣は片方の肩から滑り落ちている。エルプスレーは顔と上半身、スカートを輝くような色で燃え立たせ、それを太い黒の輪郭で囲って、背景から人物を切り抜いてみせる。ステンドグラスを思わせるこの暗い線こそが、この絵を学院風の裸婦から遠ざけ、当時ドイツで芽吹きはじめた表現主義へと近づけている。作品は1949年からヴッパータールのフォン・デア・ハイト美術館に収められている。