浜辺のインゲル

Edvard Munch, Inger on the Beach, 1889. Wikimedia Commons. · PD

浜辺のインゲル


作品情報

制作年
1889
技法
油彩、カンバス
種類
絵画
寸法
123.6 × 158.9 cm

ストーリー

1889年の夏、若きエドヴァルド・ムンクは、ノルウェー南部の海辺の町オースゴールストランで、妹のインゲルを描いた。白い服の彼女は、まるみを帯びた岩の上に静かに腰を下ろし、もの思うようにうつむいている。淡い青と灰色に沈んだ砂浜と丸石には、のちに彼をとらえる寂しさの気配がすでに漂っている。この絵が展覧会に出されたとき、荒削りで未完成だという批判の声もあがった。同じ年の暮れ、ムンクは父を亡くし、国の奨学金を得てパリへと旅立つ。ここに描かれた入り江の岩辺は、その後も彼が繰り返し立ち返る場所になった。

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