
Georges de La Tour · CC-BY-SA-4.0
大工聖ヨセフ
作品情報
ストーリー
1640年代のロレーヌ地方は、三十年戦争と疫病に荒らされ、暗い時代を迎えていました。そんななかでラ・トゥールは、声高な劇ではなく、ろうそく一本の静かな光の場面を好みました。ここでは老いたヨセフが錐で木材に穴をあけ、幼いキリストがそばで灯りをかざしています。少年の小さな手が炎をおおい、指の輪郭が内側から赤く透けて光っています。夜の闇のなかで、この一点の灯りだけが二人の顔と手を浮かび上がらせています。




