
Gustav Klimt · CC0
メーダ・プリマヴェージ(1903–2000)
作品情報
ストーリー
クリムトは1912年から1913年にかけてこの肖像を描いた。何より印象的なのは、この子どもの堂々とした落ち着きだ。メーダ・プリマヴェージは九歳、ウィーンの銀行家で実業家の娘であり、その父は市内でもっとも前衛的な美術とデザインを支援していた。彼女はピンクと白の斑が散る床の上に、まっすぐこちらを向いて立ち、顎を上げ、両手を背に回して、クリムトの描く大人たちのように画面を支配している。本人の回想によれば勝ち気で、いくらかお転婆で、画家が下絵の中で次々にポーズを試すあいだ、こうして座っていたという。ドレスはクリムトの親しい伴侶エミーリエ・フレーゲの服飾サロンから出たものだった。メーダはこの絵に関わったほとんどの人より長く生き、2000年にアメリカで世を去った。




