猫の聖母

Federico Barocci · PD

猫の聖母


作品情報

制作年
1575
技法
油彩
種類
絵画
寸法
112.7 × 92.7 cm

ストーリー

1570年代半ば、フェデリコ・バロッチは主に中部イタリアの故郷ウルビーノで制作していた。ローマで競争相手に毒を盛られたと彼が言い張る病を経て、故郷に退いていたのだ。その静かで家庭的な暮らしがこの絵ににじむ。地元の貴族アントニオ・ブランカレオーニ伯爵のために描かれた作品である。厳かな祭壇画ではなく、聖家族をごくふつうの寝室に置いている。幼い洗礼者ヨハネは家の猫の届かないところにゴシキヒワを掲げ、幼子キリストは母から身をよじって、そのじゃれ合いを見つめる。何気ない情景に見えるが、ゴシキヒワは古くから受難の予兆として読まれてきた。この小さな絵に至るまで、バロッチはおよそ35点の素描を残している。

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