悲しみの人

I, Sailko · CC-BY-SA-3.0

悲しみの人


作品情報

制作年
1490
種類
絵画

ストーリー

『悲しみの人』は、受難の傷を負ったキリストを、物語の一場面から切り離して間近にとらえる図像である。もとはビザンティンの東方教会に由来し、そこから西ヨーロッパに広まった。目的ははっきりしていて、見る者がキリストの苦しみを我がことのように感じ、祈りを深めるための像だった。教会の祭壇を飾る大きな絵というより、個人が一人で向き合って祈るための、比較的小さな板絵として描かれることが多かった。この作品は1490年ごろに描かれ、作者の名は伝わっていない。こうした小さな敬虔の画像は、教会だけでなく個人の部屋にも掛けられ、日々の祈りの相手とされた。

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悲しみの人 — MuseScope