
Caravaggio, Portrait of Fra Antonio Martelli, 1607. Wikimedia Commons. · PD
アントニオ・マルテッリ修道士の肖像
作品情報
ストーリー
1607年ごろ、カラヴァッジョのマルタ時代に、この肖像は聖ヨハネ騎士団の理念を年老いた一人の身体に凝縮しています。人物は騎士団の黒い衣をまとい、胸には大きな白い八尖十字があります。片手にはロザリオ、もう片手は剣に触れています。修復調査では、この二つのしぐさを騎士の二重の務め、つまり信仰と軍務を示すものと説明しています。 誰の肖像かも長く議論されました。以前は騎士団総長アロフ・ド・ウィニャクールと結びつけられることが多くありました。現在、ウフィツィはこれをフィレンツェ出身のフラ・アントニオ・マルテッリとし、作品自体も1607年または1608年ごろの後期カラヴァッジョとして広く受け止めています。洗浄後の技術調査は、ほとんど空白に見える背景についても、放置された結果ではなく、この時期の速い筆致に属する可能性を示しました。




