
Albrecht Dürer · PD
ヤーコプ・ムッフェルの肖像
作品情報
ストーリー
1526年、ニュルンベルクは宗教改革を受け入れたばかりだった。晩年のデューラーは、この街を治める人々の何人かを描いている。ヤーコプ・ムッフェルもその一人で、名門の出であり、かつて市長を務めた人物だった。画面の銘文は、彼の年齢が55歳であること、そしてムッフェルが世を去ったその年、1526年という日付を記している。デューラーは彼を、緑がかった平らな背景の前に置き、顔から目をそらさせる装飾を一切添えていない。広い額、揺るぎない眼差し、間近から見つめられた一本一本の皺。二年後には画家自身も世を去る。これは彼が仕上げることのできた最後の肖像画のひとつである。




