
Édouard Manet · PD
ブリュネ夫人の肖像
作品情報
ストーリー
描かれているのはカロリーヌ・ブリュネ、彫刻家ウジェーヌ・ブリュネの妻で、マネの友人でもあった。完成した絵をようやく目にした彼女は、思わず泣き出してしまう。醜く描かれたと感じ、肖像画の受け取りを拒んだのだ。マネはそれを自分のアトリエに残した。1861年ごろに描き始め、その後も何年にもわたって手を入れ、ついには画布の下部を切り落として、全身像を四分の三身像に縮めた。1867年、パリが万国博覧会を開いていたころ、マネは公式の会場とは別に、自費で自作だけを並べる展示館を建て、この絵もそこに掛けた。緑の葉を背にした黒衣の人物には、当時の観客を戸惑わせた、率直でやや素っ気ない描き口がある。今この肖像はロサンゼルスのゲティ美術館にある。




