マルグリット・ゴーティエ=ラテュイユの肖像

Édouard Manet · PD

マルグリット・ゴーティエ=ラテュイユの肖像


作品情報

アーティスト
エドゥアール・マネ
制作年
1878
技法
油彩・キャンバス
種類
絵画
寸法
61 × 50.5 cm

ストーリー

1870年代の終わりごろ、マネはパリ北部のバティニョール地区にあったラチュイユという店によく通っていました。近くには画家仲間が集まったカフェ・ゲルボワがあります。描かれているのは店主の娘マルグリットです。ただ、彼女が正式にモデルを務めたことは一度もありませんでした。マネは店の中で彼女を素描にとどめ、あとはアトリエで仕上げて、父親への贈り物にしたのです。画面は白でまとめられ、モスリンのドレスと帽子が、簡素な背景の前に軽い筆で置かれています。表情は静かで、どこか物思わしげで、当時の女性肖像にありがちな愛らしい飾りはありません。翌年マネは同じ店に戻り、庭にたたずむ男女を描いた『ラチュイユ親父の店で』を制作します。リヨン美術館がこの絵を買い入れたのは1902年のことでした。

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