
Albrecht Dürer · PD
アザミを持つ自画像
作品情報
ストーリー
1493年、22歳のデューラーはまだ修業時代の旅の途中にあり、故郷ニュルンベルクを離れてライン川沿いの町々を渡り歩いていた。その旅先で描いたこの自画像は、西洋美術でもごく初期の、独立した一枚の絵としての自画像にあたる。若い画家は指先に一本の草を摘まんで見せている。とげのあるエリンギウムで、ドイツでは「男の誠実」と呼ばれた花だ。翌年、彼は郷里でアグネス・フライと結婚しており、この絵を婚約者のもとへ送ったのではないかとも言われる。画面の上には「事はすべて天の定めのままに」と記されている。




