
Constantin Daniel Rosenthal · PD
革命のルーマニア
作品情報
ストーリー
1848年、ワラキアで起きた革命はオスマン帝国の軍によって鎮圧され、加わった者たちは国を追われた。ロゼンタールもそのひとりで、この絵をパリの亡命先で描いている。ルーマニアの民族衣装をまとい、片手に短剣、片手に三色旗を握る女性は、国を擬人化した姿であると同時に、実在の人物マリア・ロゼッティの肖像でもある。スコットランド生まれの彼女は、革命家である夫の仲間たちがドナウ川でオスマン軍の船に捕らえられたとき、その解放に奔走した人だった。描いたロゼンタール自身は、翌1851年、オーストリア当局に捕らえられ、若くして世を去っている。
