バッカスに扮した自画像

Caravaggio, Self-Portrait as Bacchus, 1595. Wikimedia Commons. · PD

バッカスに扮した自画像


作品情報

アーティスト
カラヴァッジョ
制作年
1595
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
67 × 53 cm

ストーリー

ローマに出てきたばかりの若きカラヴァッジョが、自らをぶどう酒の神バッコスに見立てて描いた自画像とされる。1590年代半ば、彼は病を患い、しばらく病院で過ごしたと伝えられる。青白い肌、血の気のない唇、それでも肩をひねってこちらを流し見る目には妙な生々しさがある。手前の石台には桃やぶどうが置かれ、みずみずしい果実と病んだ肉体が並ぶ。神を理想の姿でなく、生身の、しかも具合の悪い若者として描くところに、のちに彼が突き進む写実の芽がすでに見える。鏡を使って自分を写しながら描いたと考えられている。

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