
Vilho Lampi · PD
自画像
作品情報
ストーリー
ヴィルホ・ランピは、その短い生涯のほとんどを、フィンランド北部の平らな農村地帯リミンカで過ごし、その田畑を、そこに住む人々を、そして何よりも自分自身を描いた。この自画像は1933年、30代なかばで、しだいに内へ内へと向かっていた時期の作だ。テーブルに向かって座り、煙草を手にした姿である。画業はわずか15年ほどだったが、そのあいだに荒々しい表現主義から新即物主義の冷たい精確さへ、そして最後は細かく斑を置くような筆致へと移っていった。この絵の三年後、1936年に、ランピは自宅近くの川で溺れて世を去った。ほぼ間違いなくみずからの手によるものだった。ヘルシンキのアテネウムが1934年から所蔵している。