
Paul Émile Chabas · PD
九月の朝
作品情報
ストーリー
湖のほとりで、若い娘が身を縮めるようにして朝の水に立っています。フランスの画家シャバが描いたこの絵は、1912年のパリのサロンで金賞を得たものの、はじめはさして騒がれませんでした。ところが翌1913年、複製がニューヨークの画廊に飾られると、風紀の取り締まりで知られたアンソニー・コムストックが、けしからんと撤去を迫ります。訴えこそ起こされませんでしたが、この一件が新聞をにぎわせ、絵は一夜にして全米の話題になりました。取り締まりの騒ぎのさなか、複製画は数週間のうちに何十万枚も売れたといいます。