
Albrecht Dürer, St. Jerome in the Wilderness, 1496. Wikimedia Commons. · PD
荒野の聖ヒエロニムス
作品情報
ストーリー
1495年、20代のデューラーは初めてのイタリア旅行から故郷ニュルンベルクへ戻ったばかりだった。その翌年に描かれたこの小さな板絵では、聖ヒエロニムスが荒野で石を手に胸を打ち、傍らには彼を象徴する獅子が控えている。北方らしい細密な描写に、イタリアで学んだ人体や風景の感覚が溶け合っている。板の裏面には、荒れた空を横切る天体らしき光の塊が描かれ、表の静かな祈りと対をなしている。ロンドンのナショナル・ギャラリーが所蔵している。




