聖ヨセフの夢

Daniele Crespi · PD

聖ヨセフの夢


作品情報

制作年
1620
技法
油彩
種類
絵画
寸法
297 × 203 cm

ストーリー

1620年ごろのミラノは、宗教画に明快さと簡素さ、そして普通の信者がそのまま感じ取れることを求める厳しい教会改革のもとにあった。ダニエーレ・クレスピが描いたのは、まさにそうした一枚である。ヨセフは大工道具に囲まれて椅子で眠り込み、床にはまだ削りくずが散らばっている。そこへ天使が身をかがめ、彼の肩に触れ、マリアと幼子のほうを指し示す。家族を連れてエジプトへ逃れよと告げる、あの夢の場面だ。厳かな演出は何もなく、夜中に起こされた疲れた男がいるだけである。クレスピはミラノでもっとも才能ある画家の一人だったが、時間には恵まれなかった。1630年に町を襲った疫病で、30歳をわずかに過ぎたばかりで世を去っている。

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