
William-Adolphe Bouguereau · PD
最初の喪
作品情報
ストーリー
最初の悲しみ、1888年。フランスのアカデミー画家ブグローが、旧約聖書の場面を描いた大作だ。膝に横たわるのは、兄カインに殺された最初の犠牲者アベル。その体を父アダムが抱え、母エバは夫の肩に泣き崩れる。人類が初めて経験した死であり、初めての深い悲嘆だ。滑らかな肌の描写と均整のとれた構図は、当時のアカデミー絵画の技術の高さを示す。荒れた大地と暗い空が、楽園を追われた人間の苦しみを包む。今はブエノスアイレスのアルゼンチン国立美術館にある。




