
Winslow Homer · PD
霧の警告
作品情報
ストーリー
1883年、ウィンスロー・ホーマーはメイン州の海辺プラウツネックに引きこもり、心地よい風俗画をやめて、海で働く者たちの海へと向かった。1885年、その危うさを描いた大きな三枚の油彩を仕上げ、本作はそのうちの一枚である。ひとりの漁師が手漕ぎの小舟に乗り、背後には一日の獲物である二匹の大きなオヒョウが積まれている。彼はふと手を止めて後ろを振り返る。水平線には低い霧の帯が垂れこめ、遠くにかすかに自分の帆船が見える。ここはニューファンドランド沖のグランドバンク、冷たい海流と暖かい海流がぶつかり、霧がいきなり降りてくる海だ。間に合うかどうかをホーマーは語らない。もとの題は、ただ「オヒョウ漁」であった。


