
Romainbehar · CC0
読書
作品情報
ストーリー
1877年のファンタン=ラトゥールは、パリの作家や音楽家を一堂に集めた大きな集団肖像でとりわけ知られていた。ところがこの絵では、静かな室内へと引きこもる。黒い装いの二人の女性がひとつの卓を囲んでいる。一人は本に身をかがめて読みふけり、もう一人はその場から離れたように、読書の先の遠くへ目をやっている。飾りのない壁と暗い衣が、ほとんどの重みを顔と手にゆだねている。一人は画家の義妹シャルロット・デュブールである。デュブール姉妹は、ファンタンが妻に迎えた画家ヴィクトリアもふくめ、彼の作品にくり返し現れる。主題は、読書という、しばし身を退くための手立てである。リヨン市は1901年にこの絵を購入した。



