
Édouard Manet, The Rue Mosnier Dressed with Flags, 1878. Wikimedia Commons. · PD
旗で飾られたモニエ通り
作品情報
ストーリー
1878年6月30日、フランスは前の十年の惨禍のあと初めての国民的祝日を迎えた。惨禍とは、1871年のプロイセンへの敗北と、それに続くパリ・コミューンの血なまぐさい崩壊のことである。この日は平和の祝典として打ち出され、当時パリを埋めていた万国博覧会に合わせられ、街は三色旗を掲げた。マネはモニエ通りの高い窓からこの光景を描いた。旗は平坦な光のなかで力なく垂れ下がり、その下ではありふれた往来が続く。画面の左手に彼が置いたのは、松葉杖をつき片脚を失った男で、おそらくあの敗戦の帰還兵であり、旗飾りの脇をゆっくりと歩いていく。そのすぐ近くには職人の梯子が立てかけられている。




