
Édouard Manet · CC0
スペインの歌手
作品情報
ストーリー
1860年ごろのパリでは、スペインの音楽や闘牛、衣装が大流行していました。皇帝ナポレオン三世の妃ウジェニーがスペイン出身だったことも、その熱を後押しします。マネが描いたのは、椅子に腰かけ、ギターをかき鳴らす一人の歌い手。スペイン風の衣装をまとい、足もとには水差しと玉ねぎが転がっています。1861年のサロンに出品されると、この絵はマネに初めての成功をもたらしました。批評家ゴーティエは、その生き生きとした色づかいと力強い筆を褒めたたえています。マネがくり返し学んだベラスケスら、スペイン絵画の影が、この一枚にも落ちています。




