
Edward Savage · PD
ワシントン一家
作品情報
ストーリー
マーサ・ワシントンが扇で指し示す卓の上にあるのは、家族の書類ではなく、まだ存在しない都市の図面である。ポトマック川のほとりに築かれる予定の新しい首都、のちにワシントンと呼ばれる町の計画だ。エドワード・サヴェッジはこの等身大の絵を1789年にニューヨークで描き始め、1796年にフィラデルフィアで仕上げた。ワシントンが初代大統領として新しい国を率いていた時期である。卓を囲むのは軍服姿の将軍と妻、そして二人の孫、ネリーとジョージ・ワシントン・パーク・カスティスだ。その後ろの暗がりには黒人の従者が立っている。奴隷であったこの男の名を、サヴェッジは書き残さなかった。