トゥーン・パノラマ

Wocher, Marquard Fidel Dominicus (1760 - 1830) · PD

トゥーン・パノラマ


作品情報

制作年
1810
技法
油彩・キャンバス
種類
絵画
寸法
750 × 3,800 cm

ストーリー

これは現存する世界最古の描かれたパノラマである。高さおよそ7メートル半、周囲38メートルの途切れない一枚の画面が、見る者をぐるりと一周、まるごと囲い込む。バーゼルの画家マルクヴァルト・ヴォッハーが1809年から1814年にかけて描き上げた。小さな町トゥーンと、その背後の山々を写生した下絵を組み立てたものだ。パノラマは当時まだ新しい発明で、1780年代に特許が取られた。専用に建てた円形の建物のなかへ巨大な環状のカンヴァスを掛け、都会の人々にどこか別の場所にいる心地を味わわせる仕掛けである。ヴォッハーが描くのは、ごくふつうの朝のトゥーンだ。干された洗濯物、市の露店、日々の用事をこなす人々まで写し取られている。この絵は今も自前の円形の展示館に掛かっている。描かれたその町のなかに。

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