
Martinus Rørbye · PD
画家の窓からの眺め
作品情報
ストーリー
1820年代なかば、若きマルティヌス・ロアビュはコペンハーゲンの実家の窓辺に座り、日々目にしていた光景をそのまま描いた。窓台に並ぶ鉢植え、その向こうに広がる軍港と、停泊する帆船である。彼はこのころ、デンマーク黄金時代を導いた画家エッケルスベアのもとで学び、目の前のものを正確にとらえる訓練を受けていた。ただしこの絵は、家にとどまる心と外へ出たい心の両方を描いている。鉢植えは守られた室内を、帆船は窓の外の遠い世界を思わせる。数年のち、ロアビュ自身もローマやギリシャ、トルコへの長い旅に出ることになる。