
I, Sailko · CC-BY-SA-3.0
ヴラディスラフ・ホール
作品情報
ストーリー
「ヴラディスラフ・ホール」。これは絵画ではなく、1607年の銅版画です。作者のエギディウス・サデラー(2世)は、皇帝ルドルフ2世の宮廷が置かれたプラハで版画家として活躍しました。描かれているのは、プラハ城のヴラディスラフ・ホールで開かれた大市の光景です。広い空間に商いの露店が並び、天井の五つの区画までが正確な遠近法で捉えられ、当時のプラハで最も見事な空間表現の一つに数えられます。よく見ると、サデラー自身もこの広間に店を出して版画を売っており、その店先がこの一枚のなかに小さく描き込まれています。