
ストーリー
ここは、いまだ個人の手に残る旧来の君侯ギャラリーの最後のひとつである。リヒテンシュタイン家はおよそ400年にわたって美術を買い集めてきた。現在の公はいまも全所蔵品を完全に所有しており、その一部をウィーンにある一族のバロック様式の夏の宮殿、庭園宮殿で公開している。この宮殿は1600年代末に建てられ、画家アンドレア・ポッツォによるフレスコ画で飾られた大広間を持つ。
強みは17世紀のフランドル美術にある。一部屋がまるごとルーベンスに充てられている。工房とともに描いた大作「デキウス・ムス」の連作と、幼い娘クララ・セレーナを描いた優しい小さな肖像画だ。ヴァン・ダイク、レンブラント、イタリア・ルネサンスのブロンズ像がその周りの部屋を埋め、白い壁ではなく金箔を施した室内で絹地を背に掛けられている。
宮殿は長い修復を経て2004年に公共の美術館として開館し、現在は主に予約制のガイドツアーで公開されている。金箔の儀礼用馬車やピエトラ・ドゥーラの家具が絵画とともに展示されている。






