
ヨハネ・パウロ2世コレクション美術館
ワルシャワ, ポーランド
ストーリー
このワルシャワの美術館は、たった一つの贈与にその存在を負っている。1987年、英国で生活と財を築いたポーランド移民の夫妻ヤニナとズビグニェフ・キャロル=ポルチンスキは、約400点のヨーロッパの絵画と彫刻をワルシャワ・カトリック大司教区に寄贈し、そのコレクションはポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ2世にちなんで名づけられた。バンク広場の記念碑的な旧銀行の建物で開館した。
コレクションは大物の名を軸に配され、ティツィアーノやレンブラントからルノワールやゴッホに至る画家たちへの帰属のもとで作品が展示される。そうした帰属のいくつかは長年、研究者のあいだで議論され、一部は見直された。小さなゴッホの風景画一点は、ごく近年になってようやく真作と確認された。
その舞台立ても魅力の一部だ。1930年代の銀行の壮麗な列柱の広間は、今も大理石が響き、海外にいたポーランドの夫妻が生涯をかけて集め祖国に返そうとした絵が掛かっている。
