
ストーリー
フィンランド随一の古いヨーロッパ絵画のコレクションは、かつて醸造家の一族のものだったヘルシンキの邸宅にある。一族の醸造所を営んだパウル・シネブリュコフと、元女優の妻ファニーは、1900年代初頭を古典絵画と数百点の細密肖像画の購入に費やした。丹念な調査と、画商との長い文通に導かれてのことだった。
1921年、二人はコレクション全体をフィンランド国家に贈った。今なおこの国が受けた単独の美術寄贈としては最大のものだ。建物の一部は彼らの住まいとして保たれ、その部屋は当時の上流家庭のように家具が整えられている。そのため人は、邸宅美術館と絵画館のあいだを行き来することになる。
絵画は1300年代から1800年代半ばに及び、オランダ、フランドル、イタリア、スウェーデンのものだ。見落としやすい細密肖像画のコレクションは北ヨーロッパでも屈指のもので、この美術館の真の珍宝の一つである。
