
ストーリー
1948年5月14日の午後、ダヴィド・ベン=グリオンはロスチャイルド通りのつつましい邸宅に立ち、イスラエル国家の樹立を宣言する文書を読み上げました。その邸宅は、この街の初代市長メイル・ディゼンゴフのものでした。彼は16年前、そこを美術館としてテルアビブに寄贈していたのです。宣言がここで行われたのは、人々にすでになじみのある会場だったことも理由の一つでした。
美術館はとうの昔にその一室から手狭になりました。今の本館は、1971年に開館したシャウル・ハメレフ通りの、低く彫刻のような建物です。2011年にはヘルタ・アンド・ポール・アミール棟が加わりました。建築家プレストン・スコット・コーエンによる、傾いた面を折り重ねた明るい折り紙のような建築で、日光を展示室へと導き入れます。
館内ではイスラエル美術と、創設期から築かれてきたヨーロッパ近代のコレクションのあいだを歩きます。クリムト、クレー、カンディンスキーらの名が並び、印象派の部屋もあります。かつてのディゼンゴフ邸は歩いてすぐの場所に今も残り、現在は独立記念館として保たれています。


