ルカ・ジョルダーノに帰属
ナポリ王国 · バロック
ストーリー
ルカ・ジョルダーノはナポリでも指折りの忙しい工房を率いており、助手たちは師にきわめて近い描き方を身につけたため、両者の境目を引くのは難しいことがよくあります。助手の一人ジュゼッペ・シモネッリの初期作品は、ときにジョルダーノ本人の作と見なされました。師みずからが手を入れていたことも、その一因です。
「ルカ・ジョルダーノに帰属」とは、専門家が彼の作と考えながらも、署名や文書、あるいは確かな合意といった決め手を欠く絵に、美術館が付ける表示です。無条件の帰属より一段低く、「ジョルダーノの工房」や「ジョルダーノの追随者」より一段高い位置にあります。後の二つは、本人ではなく彼に近い手を指すものです。
こうした問題はふつう、イタリアの美術史家オレステ・フェラーリとジュゼッペ・スカヴィッツィがまとめ、1966年に初版が出た作品目録に照らして論じられます。
