コルネリス・エンゲブレヒツゾーンの周辺
ハプスブルク領ネーデルラント · 北方ルネサンス
ストーリー
「コルネリス・エンゲブレヒツゾーンの周辺」とは、16世紀初めのライデンを代表する画家コルネリス・エンゲブレヒツゾーンの作品によく似ているものの、本人の手によるものではないと美術館が判断した絵に付ける呼び名です。「周辺」はあえて幅を持たせた言葉です。描き手は彼の工房で修業したのかもしれず、工房と並んで仕事をしていたのかもしれず、あるいは同じ町で工房の絵から描き方を学んだのかもしれません。どれが本当なのか、記録からはもうわかりません。
こうした作品を結びつけているのは、にぎやかな構図、手の込んだ衣装、強い感情表現といった描き方です。このグループの絵は、エンゲブレヒツゾーン本人の作とわかっている板絵と比べることで評価されますが、本当の作者の名前はいまも欠けたままです。
