
フランツ・フォン・レンバッハ
1836–1904 · バイエルン王国 · 写実主義, アカデミック・アート, サロン絵画
ストーリー
1880年代、もしあなたがドイツの政治家か実業家か、あるいは名の知れた芸術家で、値打ちのある肖像がほしければ、ミュンヘンのフランツ・フォン・レンバッハのもとを訪ねた。同時代の人々は彼を「画家侯(マーラーフュルスト)」と呼び、彼もその役を演じた。街の古い門のそばに立派な邸宅とアトリエを建て、上等な背広にパレットを手にして客を迎えた。
彼の大きな主題は、ドイツを統一した宰相オットー・フォン・ビスマルクだった。レンバッハは1878年以降ビスマルクを描き、その厳しく眉の重い顔に80回を超えて立ち返った。やがて人々が頭に思い描くビスマルクは、おおむねレンバッハのビスマルクになった。
彼の描き方は、同じ地位の画家の多くがひそかに用いながらほとんど認めなかったやり方、すなわち写真からだった。レンバッハは記憶の助けとして絶えず写真機を使い、それによって似姿を速く大量に仕上げられた。そのぶん、晩年の肖像は型にはまって見えるという非難も招いた。
1836年、彼はバイエルンの小さな町の石工の家に生まれた。やがて牛耳ることになるサロンからは遠かった。1904年に没すると、ミュンヘンの邸宅はやがて市のものとなり、今日ではレンバッハハウスとなっている。彼が見ることのなかった「青騎士」の画家たちの、明るい絵を収める美術館である。






