ルーカス・クラーナハ(子)

ルーカス・クラーナハ(子)

1515–1586 · 神聖ローマ帝国 · ドイツ・ルネサンス


ストーリー

ルカス・クラーナハ(子)は、絵画事業のただなかで育った。ドイツでも最大級のそれは、マルティン・ルターの宗教改革の中心地ヴィッテンベルクで、父ルカス・クラーナハ(父)が営んでいた。1553年に父が没すると、子が事業のすべてを引き継いだ。

工房はまるで一つのブランドのように宗教画や宮廷絵画を送り出し、その様式はきわめて一貫していたので、どの板絵が父の手でどれが子の手かをめぐって、美術史家はいまも議論している。取引の多くはプロテスタント向けだった。ルターやその仲間の改革者たちの肖像、そして新しい信仰のために律法と恩寵を対比させた、明快で教訓的な情景である。

子のクラーナハはヴィッテンベルクの有力市民となり、市長も務め、創業者が去ったのちも一世代にわたって一家の作風を保ち続けた。彼は1586年にその地で没した。工房の無数の肖像画は、宗教改革の指導者たちが実際どんな顔だったかを私たちが知る、大きなよりどころとなっている。

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作品

3点の作品