
ピエール・シュブレラ
1699–1749 · フランス · バロック, 新古典主義
ストーリー
ローマのサン・ピエトロ大聖堂にある聖バシレイオスの祭壇には、ピエール・シュブレラの絵をもとにしたモザイクが掲げられている。描かれているのは、372年の公現祭にミサを捧げるバシレイオスである。典礼に没頭するあまり、彼は随員を連れて入ってきた皇帝ウァレンスに気づかない。この注文が届いたのは1743年9月13日のことで、受けたのは当時すでに15年ローマに暮らしていたフランス人画家だった。1748年に公開された画布は大いに称賛され、モザイク職人たちはその後の三年をかけてそれをガラスと石に置き換えた。原画は現在、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会にある。
シュブレラは1699年、南フランス、ラングドック地方の小さな町サン=ジルに生まれた。1727年、パリで「青銅の蛇」を描いて王立アカデミーの大賞を得ると、翌年ローマのフランス・アカデミーへ向かった。フランスに戻ることは二度となかった。ローマでは引く手あまたの肖像画家となり、教皇ベネディクトゥス14世や、その国務長官シルヴィオ・ヴァレンティ・ゴンザーガ枢機卿を描いている。
仕事に疲れ果てた彼は、健康を取り戻そうと数か月をナポリで過ごしたが、やがてローマに戻り、1749年5月28日、49歳でその地に没した。


